約 2,472,813 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12981.html
登録日:2012/02/25(土) 12 33 18 更新日:2024/08/01 Thu 18 21 08 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 1998年 GB RPG もんすたあ★レース ウリラン、マジロン、トプスにウーニャ ガッツゲー ゲーム ゲームボーイ コーエー スーパーナビナビ ミックス モンスター育成ゲーム レース ローラースルーゴーゴー ワギャラにネジピィ、ヒーロンにサーラ ワタピィ、フワワ、サボテンテ、グーグ ワープ=チート 光栄20周年記念作品 良作 はしって かったものがつよい そんなモンスターたちを あつめ きそわせるレース モンスターレース だれのモンスターが いちばんはやいの? だい1かい ベリーベストカップから ちょうど 100ねん ことしも せかいいちをゆめみて たくさんのひとが パリスシティをめざす ★概要 コーエーが1998年3月6日に発売したゲームボーイ用のRPG。 後に、ライバル視点の「もんすたあ★レースおかわり」、おかわりの内容も収録したPS版、100年前を描いた続編「もんすたあ★レース2」が発売されている。 モンスターたちの互いに追いかけあう習性を利用した競技モンスターレースが盛んな世界。 レーサーたちは、最大6体のモンスター従える。第一走者が位置につき、「スタート!」の合図でレース開始。芝生、砂地、池など様々な地形を、それぞれ得意なモンスターに交代しながら、相手よりも早く、1秒でも早くゴールを目指す。モンスターたちはスタミナの限り前へと進む。レーサーは、交代、特技の指示を与えチームを勝利へ導く。 普通のレースはもちろん、互いのモンスターをめぐる「かけレース」、レコードを競う「くさレース」、各地で開催される「大会」など人々はレースに明け暮れる。 野生のモンスターを捕まえ育成し、6体のチームを作り各地のレーサーを相手に勝ち進んでいく。通信交換、通信対戦も完備。モンスターは100種類存在し、捕獲してアルバムを完成させることもこのゲームの目的の一つである。 …ぶっちゃけコーエー版ポk(ry ★モンスター関連 ◎地形適性とガッツ モンスターには草・石・水・氷・火・ジャンプ・バランスの7つの地形適性とガッツがあり、得意な地形→不得意な地形の順に☆、◎、○、△で表記される。 ガッツは地形の走りやすさではなく、○以上なら苦手な地形や、相手に追い抜かされている状態で速くなる。 ◎特技 自分の速さを一定時間上げる「ダッシュ」、相手の速さを一定時間下げる「のろいのろい」等レース中に使える特技を4つまで覚えることが出来る。レース中の発動は1体につき1回のみ。 ◎ステータス レベルとともに以下のステータスが上昇し、中には進化するモンスターもいる。 スタミナ: 走るために必要で、0になると速さがガタ落ちする。そのため、長距離に渡るレースでは交代が必須。 スピード: 平地、下り坂での速さに影響 パワー : 上り坂、沼、雪での速さに影響 おちつき: 交代指示を与えたときのブレーキの利きに影響する。高いほど早く交代できる。 ★キャラクター 主人公(デフォ名はレニー) モリソンタウン出身の小5。なりゆき的に世界一のレーサーを決める第100回ベリーベストカップ優勝を目指すことになる。 バッチ ライバル。セントシティ出身の小5。兄弟の生活費ためにレースで稼いでいる。 後のMC版『もんすたあ★レースおかわり』では主人公に昇格。 シンディ 世界的スーパーアイドル。今作ヒロインの小5。マネージャーうぜぇ。 フアンとはいえ他人が作った「元気の出る薬」とやらを「いただきまーす」しちゃう心配な娘。 ベニオ 夢は世界征服な厨二病の高1。 彼の妹はそんな兄を止めるため主人公に兄を倒してもらおうとするのだが 妹「お願いです!ベニオにいちゃんを止めてください」 主 はい >いいえ 妹「ハ…ハー…ハーックショーン!」 妹「ごめんなさい…ちゃんと聞こえませんでした」 妹「お願いd(ry 」 以下はいと言うまでループ …なんだこの兄妹。 カッピー シンディヲタなピザ。もはやストーカーであり、薬もって拉致るなど危ない奴。 シンディとの結婚をかけて主人公と戦う。 ★ミックス モンスター2体をミックスして新たなモンスター1体にすること。通信ケーブルを介した通信ミックスもある。 「ウェルカム! ジス イズ ミックスや!」 「キャン アイ ヘルプ ユー? ミックスしにきたのカーイ?」といった感じの陽気なミキサーがいる。 某人気ゲームの影響をかなり受けていると思われるが、一部では隠れた名作といわれている。 「ウェルカム! ジス イズ こうもく オブ もんすたあ★レース!」 「キャン ユー ヘルプ ミー?」 「追記・修正しにきてくれたのカーイ?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これ後にモンスターレーサーとしてリメイクしたっけ? -- 名無しさん (2014-06-25 06 06 56) ↑リメイクじゃなくて新作ね。 結局成功したとはいえないけど… -- 名無しさん (2014-06-25 10 07 34) アプリゲームでリメイクを! -- 名無しさん (2014-06-25 12 17 50) ツバサ、フワワン、ハネムササなどケモナーの心をくすぐるマスコット的可愛さを振りまくキャラが多くて好き。 -- 名無しさん (2014-06-25 12 35 25) ↑×3 モンスターの種類を激減、加えて過去作のモンスターは数種類しか登場してない上進化すら出来ない状態。しかもよりによって看板モンスターのウリランをリストラして進化前のウリラを続投した理由がわからない。ポケモンでいうならピカチュウ外してピチュー入れるようなものだよな。ゲーム自体はわりと面白いのに…… -- 名無しさん (2015-01-14 10 27 51) 久しぶりに遊びたいけど媒体が無さすぎてかなC -- 名無しさん (2023-01-25 20 00 07) ↑PSでいいんじゃないの。ソフト一本でもんすたあもコンプリートできるぞ -- 名無しさん (2023-10-12 15 35 25) 後にテクモと併合されてからはモンスターファームの方がメジャーな為か見向きもされなくなって悲しい -- 名無しさん (2024-05-20 11 45 25) 懐かしいゲームでつい記事を開いてしまった。当時多かったポ○モン的なゲームではあるんだけど、独特のシステムで面白かったな。ツノスターがカッコよくて好きだった。ただ、アルバムコンプ難易度は高かったな。ウリラン、トプス、ノコノコの御三家はもちろん、チュートリアルで手に入るウィンリュウとワタピイとか三種に分岐ミックスできるミリュンみたいな通信必須要素がすごく多かった。しかもそれら希少種同士のミックス体を更にミックス素材にする必要がある個体も割りといた。 -- 名無しさん (2024-05-20 11 55 40) もうキャラデザの手間を省くべくモンスターファームのモンスター走らせてリメイクしてほしい -- 名無しさん (2024-05-20 14 03 50) そのうちポケモンでもスピンオフとしてレースゲームも出しそうだよね…(もしかしてもうある?) -- 名無しさん (2024-08-01 18 18 08) ↑ポケモンダッシュというのがあるが出来はお察し -- 名無しさん (2024-08-01 18 21 08) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/622.html
「ふぅ。この辺の萌えもんのデータは大体取れたかな」 萌えもん図鑑を見て、確認する。 「あら、もう終わったの?」 「うん。まだわかんないけど…一回休憩かな」 「じゃあ向こうの川で泳いでこようかしら」 「べつにかまわないよ。行っておいで、カメックス」 「なにいってんのよ。マスターも来るの!」 「ええ~。しょうがな…『いやああああああああああ!!』」 「今のって…」 「カメックス、一回ボールに戻って!ピジョット!飛んで!」 悲鳴が聞こえたのは……西側か! 「西側に急いで!」 「わかってるよ!」 「これは……」 「うっ…ひどいことするね…」 そこにいたのはザングースが2人。 どっちもひどく血がでている。 「…!マスター!この子達まだ生きてる!」 「何だって?!でもここからだと…いやまずは止血だ!ピジョット、カメックス手伝って!」 「わかってるわよ!」「これ使っていいかい?」 止血したあとその2人をボールにいれて、萌えもんセンターまで飛ぶ。 その後の治療でなんとか助かったけど、かなりぎりぎりだったらしい。 2人が倒れてるのを見かけてから2日後のこと… 「う…ここは…?」 「あ、気がついたみたいだね」 「あれ…俺…生きて…る…」 「うん。ちゃんと生きてるよ。そっちの小さい娘も」 「チビも無事だったのか…。よかった…」 「君らが無事でよかったよ。とりあえず…」 「そうだ!あいつがいねえ!おいあんた!もう1人は!?もう1人ザングースが居ただろう!?」 「ちょっと落ち着いて。僕が来たときには君ら2人しか居なかったよ」 「な…!そんなはずはねぇ!俺たちは3人だったんだ!あいつだけ居なかったなんてことあるわけ…」 ばしゃん!とザングースの顔に水がかかる。 「男のくせにだらしないわねぇ。少し頭を冷やしなさい」 「カメックス。相手は怪我人だからね?とりあえず、そのときの状況を教えてくれないかな?」 ザングースはそのときの様子を事細かに説明した。 説明してる間に落ち着きを取り戻したのか、最初は怒鳴っていたのが落ち着いてきたようだ。 「なるほど…。じゃあ君はそいつに連れてかれたと思ってるんだね?」 「そうじゃなきゃほかに何があるんだよ」 「う~ん。情けをかけてもらって助かった…とか?」 「それこそないだろ。あいつは確実に殺す目をしてたぜ」 「そうなのかい?」 「絶対そうだ」 「だったら僕たちと一緒にこないかい?」 「は?なにいってんだ?」 「さっき言いそびれたけど君ら2人とも僕が捕まえたことになってるんだよね」 「な!?そんなこと聞いてないぞ!?」 「しょうがないじゃない。マスターが言おうとしたらあんたが怒鳴ってたんだから」 「ぐ…。そういうことなら仕方ないか…」 「どうする?僕たちとくるかい?それとももと居たところに帰るかい?」 「…あたしは行きます」 「チビ!?起きてたのか?」 「あれだけうるさかったら起きますよぅ」 うんうんとうなずくカメックス。君もさわがしかったよ? 「しょうがねえ。チビを1人にするのもかわいそうだからな、ついてってやるよ。ただし…」 「うん。ちゃんともう1人のザングースをさがすよ。これからよろしくね。 「ああ、こっちこそな」 「ところでさ」 「どうしたんだい。カメックス」 「『どうする?』ってやつ。もしかして…」 「だれかさんのがうつったみたいだね。彼は元気かな…」 「元気なんじゃない?カラカラたちもさ」 「うん。そうだといいね」 ~後書き~ ザングースの兄さんたちがかわいそう過ぎて思わず書いた。 途中、今までになく読みづらいと思うんだorz 次は見やすいようにしようと思う。 じゃあ、今回はこれで~
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/608.html
ある日のことである。 スロットで珍しく大勝利した俺は鼻歌交じりに意気揚々と帰ってきた 「ふんふーん♪いやー今日は大勝利だったなぁ。 わーたーしーに、かえーりなーさーい♪ きーおーくーをーたーどーりーっと。 ただい…・・・まっ。」 のだが 「最後の一つは俺が食べるんだよ!」 「いいえ、お姉さまは私のためにこれを買ってきてくださったのですから食べるのは私です!」 なにやらグラードンとカイオーガが言い争いをしている。 食べ物をめぐって争ってるっぽいけど…。 テーブルを見ると置いてあるのは一つのケーキ。 俺はそのケーキをひょいと持ち上げ 「それだったら勝負かなんかで決着つければいいじゃないか。 なんだったらアミダくじとかじゃんけんとかでも決着つくし…。」 俺がそう言うなり、二人とも外へ飛び出していった。 「やれやれ、二人とも。 俺が食べるって言うこととか考えないものかなぁ?」 そう言いながら景品のケーキを抱えて外に出た。 「今日こそ決着をつけてやる!」 「ぜーったい負けないんだから!」 腕をつかみ合って取っ組み合いになっている。 まぁ、人に迷惑をかけなきゃいいかな?なんて思ってると ゴーーーーーーォォォォと言う音とともに何かが飛んできた。 飛行する三つのナニカは俺の上で飛ぶのをやめ、こちらに向かって降りてきた。 降り立った三つのナニカはよく見れば萌えモンだった…。 整った顔立ち、同じような顔。 図鑑を開いてみれば彼女達は『レジスチル』・『レジアイス』・『レジロック』と言う萌えモンらしい。 彼女達は俺に近づくと 「私達は伝説の萌えモン達の争いを止める調停者です。 今回、カイオーガとグラードンが争っている波長を感じたので止めるためにここにきました。」 淡々と事を述べるレジスチル。 むぅ、表情が変わらない、クールっ娘か? なんて思っているとレジスチルはすたすた俺のところまで歩いてきて 「これが争いの原因ですか。 ならば無くなってしまえば問題はありません。もぐもぐ。」 そういい、俺が持っていた一切れのケーキをつまんで食べてしまった。 「「あぁーーーーーーー!!!!」」 カイオーガとグラードンが揃って絶叫する。 なにやらレジロックとレジアイスもレジスチルのほうを睨んでいる様に見えるのは気のせいか? 「俺の… 「私の… ケーキを返せぇぇぇぇ!!!!」」 あぁ、二人揃ってレジスチルに掴み掛かってしまった。 レジロックとレジアイスは見ているだけと、何気に倒されてるレジスチルに向かって蹴りを入れてたりするんだけど見てない振りをしよう。 この後、ケーキをお土産に買ってきたラッキーが帰ってきて事なきを得た。 レジ達は、ラッキーの調停ぶりに惚れ込んで弟子となったらしい。 レジズゲットだぜ。 またボール投げてないよ…。
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/371.html
前回のあらすじ やっと冒険ハジマタ\(^o^)/ さてさて、やっとのこと本格的にはじまった俺達の旅。 この先何があるのか、どんなフラグが待っているのか楽しみで仕方がない。 萌えもん捕まえてハーレムだぜうひゃひゃひゃひゃひゃひゃwww ちなみにシゲルの家によったところシゲルの姉のナナミさんは 快くタウンマップを貸してくれますたw なんでこうも姉弟で似てないんだろうね? 優しいな姉をもったシゲルに嫉妬。 フシギダネ「マスターご機嫌ですねー」 マスター「そりゃもう。これからのこと考えるとわくわくして仕方ねーぜw」 フシギダネ「博士からもらったモンスターボール早速使ってみたらどうでしょー?」 マスター「ふむ・・・やってみるか」 トキワへいく道中に草むらがあったはず、さーて、萌えもんちゃんはどこかなー? フシギダネ「マスターあっちあっち!」 マスター「ほんとだ!よーし、フシギダネ!ねむりごなだ!」 フシギダネ「えーい!」 え、なんでフシギダネのレベルがねむりごなを覚えるまで上がってるかって? そりゃあんた、訓 練 の た ま も の で す よ 。 ・ ・ ・ マスター「思ったより簡単に捕まったな。」 フシギダネ「ですねー」 ここで捕まえたのはコラッタとポッポ。 ちなみにこの2人は後で逃がしてやった。 だって誘拐してるみたいじゃん・・・ フシギダネ「ばいばーい」 コラッタ ポッポ「逃がしてくれてありがとー。じゃーねー」 マスター「もう捕まるんじゃないぞー」 しかしこの調子だと、主戦力がフシギダネたんのみということになってしまう。 まぁ今の内は大丈夫そうだがな。 マスター「さて、この辺に出てくる萌えもんは皆捕まえたわけだ。 さっさとトキワシティへいくぞ。」 フシギダネ「はーい」 ・ ・ ・ そんなわけでトキワシティにあっさりと到着。 さて、酔っ払いじじいはどうなってることか・・・ フシギダネ「あ、立ち上がってます」 マスター「おーやっと目が覚めたみたいだな。」 やれやれ・・・やっと目を覚ました。 ようやく向こうの道に行けそうだぜ。 せっかくだし、素面に戻ったじじいに文句言ってやろうか。 マスター「やっと目が覚めたみたいですね。」 じじい「あんた誰じゃい?」 マスター「あなたに引き止められて向こうにいけなかったものです。」 じじい「おー、そうなのか? そりゃすまんことしたのぅ・・・ うーん・・・酔っ払ってたみたいじゃ!」 素面だと結構まともなようだ。 酒癖の悪さ(絡み酒)はトップクラスだが。 じじい「おや?その赤い箱はなんじゃ?」 マスター「これのことですか? これは萌えもん図鑑です。中身はまだフシギダネやポッポ、コラッタぐらいですが」 じじい「ほっほう!萌えもん図鑑つくっとるか なら、わしからアドバイスじゃ! 萌えもんを捕まえて調べれば自動的にページが増えていくんじゃよ!」 そりゃオーキド博士から既に聞いてるって・・・ じじい「なんじゃー、捕まえ方をしらんのか!」 いや・・・あの知ってるんだけど・・・ じじい「では・・・わしがお手本をみせてやるかな!」 そういうとどこからともなく野生の萌えもんがあらわれた。 うはwwwちっこくてかわいいなおいw 早速図鑑を確認してみる。 ほうほう、ビードルという名前なのか。 名前、容姿のこと以外はさっぱり分からんが。 じじい「そぉれ!」 と、じいさんはモンスターボールをビードルめがけ投球。 見事に捕獲。体力減らしてないのに一発で成功とはやるじゃん。 じじい「どうじゃ!すこしは役に立ったじゃろう?」 いや・・・微塵も役にたってないです・・・ じじい「後はこれをもっていけ」 おお、なんかテレビみたいなのもらった。 これは野宿中の暇つぶしになりそうだ。 とりあえずニコ〇バイル見れるように設定しとこうっと。 じじい「わからんことがあればそれを見てみると良いじゃろう。 萌えもんトレーナーの基本を知ることが出来るぞ!」 マスター「ご親切にどうも。」 フシギダネ「ありがとうございます!」 じじい「がんばるんじゃぞー」 どうやら、初心者救済用アイテムのようだが あいにく俺はそんなことに使う気はない。 じじいには悪いが、別の用途にありがたく使わせてもらうとしようw マスター「やれやれ、やっと向こうにいけるな。」 フシギダネ「ですねー」 マスター「ん?そういや脇にも道がなかったか?」 フシギダネ「そういえば、こっちとは別にわき道がありましたねー」 マスター「うーん・・・いってみるか」 そんなわけで脇の道をいってみる。 一本道ならいいがわき道があると正しい道に進んだとき、 強制イベントでしばらく行けない可能性があるしな。 行ってみると草むらを通った後にやけに綺麗な道路があった。 マスター「なんだここ・・・?」 フシギダネ「向こうにおっきな建物がありますねー」 マスター「何があるのやら。」 というわけでフシギダネたんと向こうに行ってみることにした。 まさかこの行動が大きな後悔を招くことにになるとは・・・ シゲル「よう!」 ま た お ま え か ! 会いたくないなぁと思ってる相手に限って現れるってのはほんとだな! シゲル「萌えもんリーグにいくのか?やめとけ! おまえどうせバッジもってねーだろ? 見張りのおっさんが通してくれねーよ!」 マスター フシギダネ「バッジ?」 シゲル「なんだおめーらバッジ知らないのか? カントー各地にある萌えもんジムにいるジムリーダー倒すともらえるんだよ。 もっとも、このトキワシティにあるジムはリーダー不在で閉鎖中だがな」 つまり、六つの●貨みたいなもんか。 なんか図鑑とは別にめんどくさいイベントらしきものがでてきたぞ・・・ マスター「そりゃ親切にどーも。んじゃ俺はこれで・・・」 シゲル「・・・それよりさあ! お前の萌えもん、少しは強くなったかよ?」 ライバルの シゲルが しょうぶを しかけてきた! マスター「KYの シゲルが しょうぶを しかけてきた!」 フシギダネ「マスター!本音がでてます!」 シゲル「?・・・いーからさっさと萌えもんだせよ!」 マスター「はぁ・・・いけ!フシギダネ」 フシギダネ「はい!」 相手はポッポをくりだしてきた。 このやろう、フシギダネたんの苦手な属性の萌えもんをくりだしやがった。 案外ずるがしこいのかもしれない。だが・・・ マスター「フシギダネ!ねむりごなかけてやれ!」 フシギダネ「えーい!」 ポッポ「zzz...」 すまんなシゲル。俺もずるがしこいんだw 訓練でレベルアップしたフシギダネたんの敵ではないわ! シゲル「あー!お前せこいぞ!」 マスター「ははは、戦略の一つだぜシゲル君w」 シゲル「ちっ・・・ポッポ!早く起きるんだ!」 ポッポ「zzz...」 シゲル「くそっ!」 マスター「今だ!たいあたりをぶちかましてやれ!」 フシギダネ「ごめんね・・・えいっ!」 どかっ! おー、音も大きくなって 目に見えて威力も上がってるな。 まさに訓練のたまものっすねwww いかん、訓練を思い出したらなんか変な感情が・・・ 落ち着け俺。KOOLになれ、KOOL!KOOL!KOOL! ポッポ「ううー・・・」 ポッポは倒れた! シゲル「・・・いけ!ヒトカゲ!」 さぁさぁ、相手はヒトカゲを繰り出してきた。 実力差があるとはいえ、相手はほのおを使ってくるわけだ。 戦略的にどう攻めてやるか・・・ ねむりごなで眠らせても倒す前に目覚めてしまうだろう。 マスター「うかつに攻め込むとやばいな...」 シゲル「ふふん!どーする?」 ・・・ん?そういえばやどり木のたねって技を覚えたが使ってなかったな。、 説明を見る限り長期戦専用といったところか、いちかばちか、こいつにかけてみるとしようか。 マスター「フシギダネ!まずはねむりごなで相手をねむらせろ!」 フシギダネ「このー!」 ヒトカゲ「・・・zzz」 シゲル「ふん・・・今度はさっきのようにはいかないぜ! ヒトカゲはポッポに比べて体力もあるんだからな!」 ヒトカゲはぐうぐうねむっている! マスター「よし!次はヤドリギのタネだ!」 フシギダネ「おりゃー!」 シゲル「なに?!」 おお、タネからツタがでてきて相手に絡まりだした。 エwwwwwwwwロwwwwwwwwwwwwスwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ヤドリギのタネが あいてから たいりょくを すいとる! なんと、敵から体力を奪い始めたではないか! しかも相手は眠っていて手も足も出ない。 これに体当たりを上乗せすれば倍率ドン! なんという反則技。 フシギダネ「力が湧いてきます!」 マスター「よし!たいあたりをきめてやれ!」 どーん! きゅうしょにあたった! ヒトカゲはたおれた! なんだ、この誤解を招く表現は・・・ 興奮せざるをえないではないか!ハァハァ ヒトカゲ「あううー・・・」 ははは、ヒトカゲもイッてしまったようだな。 誤解を招く?いいえ、ケフィアです。 シゲル「あーッ!こいつ、なめたマネを!」 ざまあwwww 賞金256円ゲットwww シゲル「ちっ・・・また負けちまった。 どうやら萌えもんリーグには 強くてすごいトレーナーがウジャウジャいるらしいぜ どうにかしてあそこを通り抜ける方法を考えなきゃな! お前もいつまでもここらにいないでとっとと先に進めよ!」 そう言ってシゲルはどっかにいってしまった。 負けたのが悔しかったのかばつが悪そうだった。 シゲル涙目wwwくやしいのうwwwくやしいのうwwww それにしても萌えもんリーグ・・・ 強いやつがウジャウジャいるのか。 また見えない力で行くはめになるんだろうが、 それはまた先の話だろう。 マスター「よしよし、よく頑張ったな、フシギダネ」 フシギダネ「・・・」 マスター「・・・?フシギダネどうしたんだ?」 フシギダネ「マスター・・・なんだか体が・・」 おや・・・フシギダネのようすが? うおわ!体がいきなり光りだした! おおお、頭のタネがちょっと咲いた! ついでに体も一回り成長したぞ! これなんて急成長?うはwwwwwwかわいいのうwwwwww フシギソウ「これって・・・ やった!マスター!私進化しました!」 マスター「進化とな?」 フシギソウ「萌えもんは成長を重ねると進化するんですよ? 今の戦いで私の体がレベルアップしたんです!」 成長すると技が増えるだけでなく形態も変化するってことか・・・ うーむ、萌えもんの神秘! 進化して頭がちょっぴり咲いたわけだが、 てことは満開になるとどうなるんだろうな? これまた楽しみが増えた!ぐふふ・・・ マスター「えっと・・・名前は・・・フシギソウっていうのか。」 フシギソウ「はい!これからもよろしくお願いします!」 マスター「ああ・・ヨロシクナ・・フフフ」 フシギソウ「マ・・・マスター?」 楽しみが増えたよママン。 続く....
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1014.html
ジョーイさん「おまちどうさまでした! おあずかりした萌えもんはみんな元気になりましたよ!」 ラッキー「またのご利用をお待ちしてます!」 トレーナー「ども」 私はラッキー。 とある萌えもんセンターでジョーイさんのお手伝いをしているしがない萌えもんです。 最近この仕事にもようやく慣れ始め、やりがいを感じるようになりました。 傷ついた萌えもん達を見るのは心苦しいですが、 彼女達の傷を癒せる唯一の仕事なので、頑張ります。 ジョーイさん「ラッキー、後10分ぐらいで休憩するわよ。」 ラッキー「はーい」 さぁ、もう一踏ん張りです。 ジョーイさん「ようこそ!萌えもんセンターへ。」 ラッキー「あ!いらっしゃいませ!」 マスター「えーっと、おまいら全員ボールに入ったな? よしよし、じゃぁおねげーします。」 ジョーイさん「それではおあずかりいたします!」 ラッキー「わー、皆強そうだなぁ・・・」 ギャラドス「強そうじゃなくて本当に強いんだぜ?」 ラッキー「すごいですねー」 最近回復中の萌えもん達と会話をするのがひそかなマイブームです。 この中にいる萌えもん達は きっと数多の戦いをくぐり抜けてきたんだろうなぁ・・・ 何人もの萌えもん達を見てくるとなんとなく分かるようになります。 ラッキー「貴方達のトレーナーってどんな人なんですか?」 ライチュウ「変態。」 ラッキー「・・・え?」 フーディン「迂闊に話しかけないのが懸命です。ご注意を」 ラッキー「う・・・うん、分かった。」 キュウコン「絡んできたら、そのお腹にある爆弾を投げつけなさい」 ラッキー「これは爆弾じゃなくて卵ですよぅ・・・(爆弾もあるけど)」 フシギバナ「(みんな言いたい放題だなぁ・・・グスン)」 ギャラドス「あ゛~~~この傷が癒える瞬間がたまんねぇなーっ」 ライチュウ「ギャラドスおっさんくさーい」 ギャラドス「うるせぇw」 フリーザー「zzz」 ふふ、面白い人たちだなぁ。 それにしてもここまで蔑まされてるトレーナーさん初めてみた・・・ うーん、悪い人には見えないんだけどなぁ。 マスター「僕の心の傷も癒してください」 ジョーイさん「ムリです。」 マスター「(´・ω・`)」 ジョーイさん「そんな顔してもダメです。」 や・・・やっぱり変な人なのかな? ラッキー「そろそろ終わりますよー」 ギャラドス「最近、回復終わるの早くなったよなー」 ラッキー「日々進歩してますから。えっへん」 フシギバナ「いつもご苦労様です」 ラッキー「いえいえ。」 といっても、機械の手入れをする人は別にいるんですけどね。 自分勝手かもしれないけど、回復が早くなったのは私的にちょっぴり寂しいです。 でもそんなこと言ったら、萌えもんセンタースタッフとして失格だよね。 マスター「ねぇねぇ、一つ聞いていいかな?」 ラッキー「はい、なんでしょう?」 マスター「あのさ、卵生む時ってさ、やっぱり気持ちいいの?w」 ラッキー「え・・・えぇ!?」 マスター「いや、気になるというか何と言うかまぁ教えてください。やましいことはありません」 ラッキー「あの・・・えっと、その・・ちょっと痛いというか、確かにきもちいいというかゴニョゴニョ・・・」 マスター「んん~?後半が良く聞こえなかったなぁー?もう一度言ってくれー」 ラッキー「あぅぅ・・その・・・きもちいい・・・です。」 マスター「おらなんだかわくわくしてきたぞ」 ラッキー「か・・・からかわないでください!」 マスター「萌えを追求してるだけです。決してからかってません。違うよ。全然違うよ。」 うう・・・恥ずかしい。 こういうのってセクハラって言うんだよね・・・ 初めてされちゃった。 マスター「たまご生むところを是非見せてください」 ラッキー「む・・・ムリです!」 マスター「たまごうみという立派な技があるじゃないか!」 ラッキー「それでも無理です!」 マスター「どーして?」 ラッキー「だ・・・だって、そんなこと聞かれた後だと・・・」 マスター「どんなこと?www」 ラッキー「同じこと言わせないでくださいぃ・・・!」 マスター「パードゥン?」 ライチュウ「えいっ!」 マスター「うおっまぶしっ!」 ジョーイさん「おまちどうさまでした!おあずかりした萌えもんはみんな元気になりましたよ! みんな元気になりましたよ!またのご利用をお待ちしています!」 マスター「目が見えねぇでござる><」 ライチュウ「あっ!」 キュウコン「そっちにいっちゃだめよ。」 マスター「あち!あちぃ!」 フリーザー「・・・#」 マスター「ち・・・ちべたい!」 皆さん自分のトレーナーを容赦なく攻撃してます。 い・・・いいのかなぁ? ラッキー「あ、あのもうそのくらいで・・・」 ギャラドス「今、声を出したらだめだ!」 ラッキー「え!?」 マスター「そこにいるんだね!君の胸に飛び込ませておくれ!」 ラッキー「きゃあ!」 や、やだ・・・変なところ触らないでぇ・・・ マスター「甘くてクリーミー、私はきっと特別なそんz」 フーディン「マスター、やりすぎです」 マスター「あぉぉー!」 私に抱きついてきたトレーナーさんは変な声を上げてその場に倒れこんでしまいました。 きっと超能力にやられたんです。 フシギバナ「ごめんなさい!大丈夫?」 ラッキー「へ・・・平気です。グスッ」 私もうお嫁にいけないのかな・・・ マスター「俺がもら、たわばぁ!」 ギャラドス「お前は黙ってろ」 フーディン「それでは、失礼します。」 ギャラドス「本当に失礼しちまったな。」 ライチュウ「洒落になんないわよ・・・」 フシギバナ「もう・・・」 フリーザー「・・・(ペコリ)」 マスター「我が生涯に幾辺の悔いありぃぃいいいいい!」 ・ ・ ・ ジョーイさん「いい、ラッキー。ああいうお客さんが来たら今度から このたまご爆弾(カプサイシン含)を投げるようにしなさい」 ラッキー「はい。」 今日の事はしっかり心に刻み込んでおかなきゃ。 いっぱい落ち込むこともあるけど、私はこの仕事が大好きです。
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/640.html
公開戦から三日後。 午前中の勤務が終わり、たまには萌えもんセンターの食堂ばかりでなくレストランでも探してみようということになり、 俺達が萌えもんセンターを出ると。 「あーちっくしょう!また負けた!」 聞き覚えのある声。あの少年だった。 また挑んで返り討ちにあったらしい。どうせ公開戦のときと同じパターンだったんだろう。 「大体あの時、こいつらがしっかり言うこと聞いてりゃ楽勝だったのによ!」 何が楽勝だ、聞いて呆れる。そもそもろくな指示を出していなかった。 子供であろうと大人であろうと、トレーナーである以上はトレーナーとしての責任があり、 こいつの頭からそれが欠如しているのは明らかだった。 「マスター、どうします?」 「今目の前で虐待があってるわけじゃない。今行っても言い逃れられるかもしれない」 しかし、このままでは1週間前と同じことになる。どうしたものか… 状況を打破したのは、少年をこてんぱんにしただろう張本人だった。 「ちょっと、キミ!」 あ、さすがに出歩くときは水着じゃないんですね。お兄さんがっかr…いや安心しました。 袖なしシャツに短パンというこれまた動きやすそうな服装の、カスミが少年を呼び止めた。 「んだようっせーな。まだなんか用かよ」 「あいにくだけど、キミのうちのジムへの挑戦はこれから先一ヶ月ほど断らせてもらうわ。 ここ5回ほどやってるけど、全く進歩が見られない。やるだけ時間の無駄と判断したの」 唐突のお断り宣言に、少年が(本人にとっては当然納得行かない)食って掛かる。 「んだよそれ!?勝ち逃げする気か!?まさか負けるのがこえーんじゃねえだろうな!」 「馬鹿にしてるの?あなたの100倍以上は萌えもんバトルをしてきたし、少なくともあなたの十倍以上は負けたこともある。 あなたはそもそもジムに挑戦できるだけの実力が無いわ。萌えもんじゃなく、あなたにね」 街の人の評判どおり、言いたいことははっきり言うタイプのようだ。そして、ジムリーダーとしての目も確か。 自分とさほど歳の変わらない少女にここまで言いたい放題言われて、頭にこない少年はいないだろう。 その少年も例外ではなく、口で負けた者の当然の反応として腕を振り上げ。 「待て。男の子が女の子を殴るのは良くないな」 駆け寄り、その手をつかむ。 「んだ、てめー!はなせよ!」 少年は暴れるが、たかが子供が暴れたくらいで押し負けるはずもなく。 逆に軽く捻って押さえ込む。 「悔しいのは分かるが、全面的に君が悪いだろう。 公開戦を見せてもらったが、三人が三人とも同じパターンで倒されていた。 初挑戦だったならまだしも、そうじゃなかったんじゃないか?」 「内容なら初挑戦の時と一緒、回数ならあれで4回目ね」 少年の代わりにうんざりした様子でカスミが答える。 「てめーにかんけーねーだろ!」 「そうだな。君のトレーナーとしての力量など俺の知ったことじゃない。 …君に、聞きたいことがある」 町のど真ん中で起きている騒ぎに、人々が集まってきているようだ。 かまわず続ける。 「一週間前の丁度今頃、君はハナダの岬の先端付近で、自分の萌えもんに何をしていた?」 唐突に出てきた具体的な条件に、カスミをはじめその場の誰もがぽかんとなる。 ───少年を除いて。だが、反省している様子はない。 「何してようと俺の勝手じゃねーか!」 「そうだな、君の勝手だ。 だが、それがやましい事でなければ平気で答えられるだろう?」 俺の切り返しに少年が言葉に詰まる。 「代わりに言ってやろうか。 君は、ハナダの岬で、自分の萌えもんを容赦なく蹴り付けていた」 少年の目に憎悪のようなものが宿る。周りのざわつきはますますひどくなる。 カスミが顔色を変えて問いただす。 「キミ。それは本当なの?もしそうなら、あなたにトレーナーの資格は無いわよ」 「どいつもこいつもごちゃごちゃうるせえ!!俺のもんなんだから俺がどうしようと勝手だろうが! 大体てめぇ、いきなり現れてでたらめいってんじゃねーぞ!」 「具体的に場所と日時を言ってるんだ、でたらめでもなんでもないただの事実だ。 俺の連れていた萌えもんも見ているしな」 言葉と同時にヒトカゲが(勝手に)出てきて、少年を指差して訴える。 「あたしも見たもん!こーんなちっちゃい子、蹴っ飛ばしてるの!」 「……!チビが調子に乗りやがって…!」 いきなり少年が足を振り上げる、その先にはヒトカゲ。 とっさに腕をきつくねじり、動きを封じる。 「いででででで!」 「この子は俺の萌えもんだ、お前の萌えもんじゃない。 自分に都合の悪いことを言えば他人の萌えもんでも蹴ろうとするやつが、自分の萌えもんを蹴ってないと言い張るのか?」 少年は自分の行動で、どんどん自分を追い込んでいく。 押し黙って、観念したかに見えたとき。 「ご、ご主人を、いじめないで・・・」 弱弱しい声で、俺と少年の足の間に割って入ったのは。 いつの間に出たのか、少年の三人の萌えもんだった。 「ほ、ほらみろ!こいつらだって、俺の事庇うじゃないか!」 いきなり勝ち誇りだした少年を無視し、俺は一人の萌えもんに目を合わせる。 ……何度か俺が治療した萌えもん、ラルトスに。 「よう。また会ったな。 …まさか、こんな風に会うなんてな」 いきなりラルトスに話しかけた俺に、少年が食って掛かる。 「な、なんだよてめー!なに人の萌えもんに勝手に…」 「ちょっと黙ってろ。後いい加減言葉遣いを直せ」 強い口調で黙らせる。 「あ、あの……」 「どうして、言えなかったのかな?言ったら、後が怖かった?」 それまでの俺との口調の変化に、少年もカスミも、周りも戸惑っている。 「……」 沈黙。それは俺の言葉の正しさと、少年の手前そうと口に出来ないラルトスの心情とを雄弁に表していて。 「もっと早くに言ってくれたなら、痛い思いも哀しい思いもさせずに済んだのに。 信じられなかったかい?」 再び沈黙。これほどおとなしい子なのに、人間不信に追いやったのは間違いなくこの少年のせいだ。 「可哀想に。怖かったな。痛かったな……」 ゆっくりと頭を撫でる。傷に触れないよう、気をつけて。 優しくされたのが初めてだったのか。労わられることが、心に沁みたのか。 「……っ。ぐすっ……」 声を上げることは無く、だが紛れも無く、彼女は涙を流して泣いていた。 しばらく頭を撫でつづける。泣き止むまで。 「てめぇ、一体なんなんだよ…」 空気に呑まれたか、少年の言葉に勢いが無い。 俺は無視してカスミに向きなおる。 「カスミちゃん…だっけ」 「え…はい」 「ええと、こほん」 少し緊張したが、一呼吸置いて一気に言い切る。 「ハナダジムリーダー、カスミ様。 この度、萌えもんに対する過度の暴行を加えるトレーナーを確認、摘発するものであります。 被害を被った萌えもんは、ラルトス。 腹部、左大腿部、上背部、及び鎖骨周辺に明らかに萌えもんバトル以外の原因による打撲の痕が見られます。 また、同トレーナーの手持ち萌えもんであるヒマナッツ、ブルーにも同じ痕が見られる可能性があります。 加害トレーナーは───」 つかんでいた腕を引っ張り、カスミの前に改めて引きずり出す。 「───この少年です」 引きずり出された少年も、摘発を受けたカスミも、周りの人々も何一つ言葉を発することが出来ない。 「はじめに言っておいたほうが良かったか? 俺は萌えもんセンターの職員なんだ。この子の手当ても何度かした。 治療の度に何処かしらに痣が増えていくんだからな、気付かない方がおかしい」 更なる衝撃にカスミも少年も呆然としている。 辛うじて少年が言い返す。 「そ、それは……萌えもんバトルの傷だろ!」 「専門家を舐めるなよ。どれだけ治療してきたと思ってる。 萌えもんバトルの傷かそうでないかなんて一発で分かる。そもそも普通の薬じゃそういう怪我は治せないからな。 それに人の怪我と同じくらいに治るのに時間が掛かるんだ。 体の傷も、自分のトレーナーに傷つけられたという、心の傷も」 とうとう言葉を失った少年。 我に返ったカスミが少年に宣告する。 「キミ。トレーナー証明証を出して。 萌えもんセンターからの告発を元に、あなたのトレーナー資格を剥奪します」 一連の騒動に、決着が着いた。 「ふう、大騒ぎだったな」 あの後カスミに要求されて、萌えもんセンターで改めて摘発状を書いていた。 さっき読みあげたのもほぼ摘発状の文面だ。要るんじゃないかと思って眺めているうちに形式を半ば暗記してしまった。 この書類を書き上げた後、ジムリーダーのカスミの所へ持っていけば少年はトレーナーではなくなり。 あの三人の萌えもんは解放されることになる。 結局三人ともに暴力の後が見られ、摘発は受理されることになっているからだ。 三人の中ではラルトスが一番怪我の程度がひどく、医療装置で治療を受けている。 ヒマナッツ、ブルーの二人は先ほど他の職員が手当てを済ませ、ボールに入った状態でカスミの管理下に置いてきているはずだ。 「お疲れ様でした、マスター」 「かっこよかったよー!」 「ありがとな、二人とも。 ……やべ、あいつの名前知らんぞ」 正式の書類に少年Aなどと書いて通るはずも無い。カスミに確認するべく萌えもんセンターを出たとき、 「こら!待ちなさい!」 ただならぬ雰囲気でカスミが駆けてゆく、その視線の先には先ほどの少年。 「マスター!」 「分かってる、なんか大体つかめた……。しょうがない、追うぞ!」 「はい!」 二人の駆けて行った先、ハナダの岬へと向かう道を、俺達も走り出した。 二人に追いついたのは、丁度ハナダの岬だった。 俺がラルトスへの暴行を目撃した所。 日が傾き始め、ほんのり茜色を示しつつある空の下、カスミの元へ追いつく」 「はぁ…はぁ…あ、あなたは…」 「萌えもんセンター勤務の、ヒロキだ。事情はなんとなく、分かるけど、説明頼む」 「はぁ…はい」 俺が見当つけたとおり、隙を付いて職員が置いていったヒマナッツとブルーのボールを強奪して逃げたらしい。 「やれやれ…懲りてないな」 こんなマネをすればますます立場が悪くなることくらい分からないのか。 少年が怒鳴る。 「俺は、島で一番強かったんだぞ!ジムなんぞ楽勝のはずなんだよ! さっさと負けてバッチよこせよ!おかしいだろ!」 その無茶苦茶な言い分にカスミが言い返す。 「島で一番?どこの島だか知らないし、知りたくも無いけど。 そんなもの自慢にも何にもならないわよ。現にあんたはアタシに連敗してるんだから。 島で一番でそれなら、あんたが一番でいられた島ってのが相当レベル低いだけでしょ!」 自分から言い出しておいてカスミの反論にキレたらしい。 「好き放題言いやがって…! ヒマナッツ、ブルー、出て来い!あの生意気なのをぶっ飛ばせ!」 治療が済んだばかりの二人を出す。 二人の目が申し訳なさそうなのがなおさら哀れだ。 「一人相手に二人同時に出すってのはルール違反だろ」 「うるせぇよ!てめえもついでにぶちのめす!」 完全に頭に血が上ってるんだろう。口で言っても時間の無駄か。 「二匹がかりでも結果は同じよ!お願い、ヒトデマン!」 「おっけー」 カスミも売り言葉に買い言葉なノリで迎撃する態勢。 「当初の目的と違ってないか?…まぁ、見過ごすわけには行かないな。 頼んだぞ、ヒトカゲ」 「おっまかせー!」 少年のヒマナッツ、ブルーに対し、こちらはカスミのヒトデマンと俺のヒトカゲでの2on2形式になる。 「ヒマナッツ、メガドレイン!ブルー、体当たり!あの女に痛い目見せろ!」 少年の乱暴な指示に従い、二人が突っ込んでくる。 ブルーの方は直線的に加速し。ヒマナッツは大きく跳びながら相手の体力を奪い取る浅緑の力の珠を生み出した。 少年のほうはともかく、この二人のLvは決して低くは無い。どちらも食らえば笑ってはいられまい。 「ヒトデマン、リフレクター!」 「りょーかーい」 カスミの指示にヒトデマンがのんびりと返事を返し、だが行動は迅速で。 ヒトデマンの張った物理攻撃を遮断する障壁がブルーの攻撃を妨げる。 だが、リフレクターではヒマナッツの攻撃が防げない。 受ければよりダメージが大きいのはメガドレインの方、だが敢えて光の壁を選ばなかった。 「ヒトカゲ、火の粉だ!あれを撃たせるな!」 「うん!」 俺のヒトカゲに期待してくれたのだろう。それに応えなくては。 ヒトカゲが口から紅蓮の飛礫を吐き出す。 小さいながらも紅々と燃えるそれは空中で攻撃態勢に入っていたヒマナッツを直撃した。 「熱、あつつつ!」 無防備なところに弱点攻撃を受け、火傷の追加まで受けてあたりを転がるヒマナッツ。 ごめんよ、後でしっかり手当てするからね。 「何やってやがる、てめえら!だったらまずあの赤いのから先に片付けろ! ブルー、噛みつけ!ヒマナッツ、メガドレイン!」 ヒマナッツは他にこれといった攻撃技がないのだろう、先ほどと同じ動きで同じ攻撃を用意している。 ブルーの方も、仕掛ける攻撃は違ってもそれまでの工程が全く同じだ。 仕掛けるまでの動きをどう指示するかはトレーナーの腕の見せ所であり、見所でもある。 この2ターンを見ても少年の腕が惨憺たるものなのは明らかだ。 「ヒトカゲ、後方に跳びつつ火の粉をヒマナッツに!」 俺の指示通り、ヒトカゲは後方へと跳ぶ。 最高点に来る手前あたりで火の粉を吐き出し、全く同じパターンでヒマナッツを戦闘不能へ追いやった。 「きゃあぁぁ・・・」 その場に落ちて目を回すヒマナッツ。少年に労わる様子は無い。 攻撃が終わり、空中で無防備な状態のヒトカゲに向かってブルーが飛び掛ってくる。 しかし、他者への攻撃のさなか、それも空中というのは格好の的であり。 「ヒトデマン、水の波動!」 「はいはーい」 カスミのヒトデマンがたたき付ける水の波動で、ブルーは横へ大きく飛ばされる。 ヒトカゲにはかすらせもしないあたりは、さすがジムリーダーの萌えもんだ。 「ち…ちくしょう……ちくしょう! ブルー、どっちかでも倒さねえとタダじゃおかねえぞ!」 少年の声にブルーが一瞬身を震わせる。おそらくは恐怖から。 破れかぶれにつっこんでくる、手近にいたヒトカゲ目掛けて。 「ヒトカゲ、メタルクロー。…やりすぎないでくれ」 「うん…頑張ってみる」 もう体力も残り少ないだろうブルーに、全力で技をぶつける必要は無い。 何の技を使うかの指示すらなかったブルーは、ほとんど手を振り回すだけのようなメタルクローでも力尽きる。 あっさりと返り討ちに遭った少年は、 「こ、の…役立たず共が!」 この後に及んで言語道断なことを喚いてヒマナッツをけりつけようとする。 すぐに駆け寄り胸倉をつかみ上げる。 「萌えもんセンター職員の前で萌えもんに暴力とは、いい度胸してるな」 「は、離せ、離せよ!」 少年の半ば悲鳴じみた声を無視し、ゆっくりと見せ付けるように拳を固める。 わざとらしく息を吹きかけ、大きく振りかぶると、カスミが目を瞑るのが視界の端に見えた。 かまわずそれを少年の顔面目掛けて─── ───叩き込む寸前で止める。 思わず目を瞑っていた少年が恐る恐る目を開け、本当に紙一重の位置で止まっている俺の拳に震え上がる。 「何故、寸止めで止めたのか、分かるか?」 「………」 俺の問いにふるふると首を横に振る。 「ゆっくり俺の足元を見てみろ」 言われたとおりに少年が、そして目を開けていたカスミが目をやると。 俺の両足に、倒されたヒマナッツとブルーがまとわり付いて、傷付いた体でそれでも少年を守ろうと俺の足に組み付いていた。 「この子たちにとっては、お前みたいなろくでもない奴でもトレーナーなんだよ。 …この子らはお前に捕まえられた。だから、お前に期待するしかなかった。 それなのに、お前は今まで裏切り続けてきた。 まずは償って、それから、萌えもんに心からなつかれるようなトレーナーになれ。 まだ、やり直せるから」 言うだけ言って、手を離す。その場に少年はへたり込んだ。 カスミが近寄ってきた。 「お手数をおかけしました。……強いですね」 「ジムリーダーに褒められるなんてね」 「うふふふ…」 なにやらくすぐったい。ヒトカゲもそうなのか、なんだか可愛らしく笑っている。 と。 「あ…あれ…?」 ヒトカゲの様子が変わる。 「どうした、ヒトカゲ?」 「あ…あ…」 呆然と立ち尽くしたかと思うと。 その姿が、眩い光に包まれる。 「まさか…!」 「進化か!」 そう、今の戦いで条件が満たされ、進化が始まったのだ。 唐突に起こった進化は唐突におわり、ヒトカゲ───進化を終え、リザードが姿を現す。 「えと…あれ?これが、進化?」 本人はよくわからないといった顔をしている。 「進化、おめでとう。大きくなったなぁ」 リーフィアの半分ほどしかなかった身長は、今はリーフィアと同じ、ひょっとすると一回り大きいくらいまで伸びていた。 「ありがと、ご主人様!」 満面の笑顔でお礼を言う。進化してもその花が咲くような笑顔は変わらない。 頭を撫でてやりつつカスミに向き直る。 「そういや、最初の用を忘れるところだった」 「え?」 「こいつの名前を知らなかったから、書類が書き上げられなくて。 で、ジムに確認に行こうとしたら、こういうことに」 「なるほど。アタシも預かった証明書を良く見てないから、すぐに思い出せないです。 ジムまで来てもらってもいいですか?」 「わかった。どのみち萌えもんセンターとジムはほとんど隣り合わせだしな」 ヒマナッツとブルーをボールに戻し、そのボールを持って歩き出そうとして、ふと立ち止まる。 「…もうすっかり夕方だな」 「あ…ほんとですね」 岬の先端近くに来ると、日が沈むさまが良く見えた。 空も、海も、俺も、カスミも、沈みゆく陽に照らされて、茜色に染まっている。 「きれいですね…」 「これはすごいな…」 リザードも含めて三人でしばらく魅入る。出来るならリーフィアにも見せてあげたい。 空の茜に夜の藍が混じり始める頃、ようやく俺達は少年を連れてジムへと戻っていった。 ───カスミにとって、この日はちょっとだけ、特別な日になった。 密かにずっと憧れていた、ハナダの岬。 そこで、異性と並んで沈む夕陽を眺めた、初めての日に。 続く あとがき 前編で巻いたフラグを回収しきらないうちに新たなフラグ撒いたみたいになりました。 別段カスミ→ヒロキなつもりはありません。そう見えると思うんだけど。 あとヒロキ大活躍。やたら大人気ないのは筆者が大人じゃない(主に精神面で)せい。 とうとうヒトカゲ→リザードに進化。多分これでハナダ編での彼女の出番は終わり。ごめんよごめんよ。 カスミのヒトデマンの技とかは一応ちゃんと調べてます。 あとカスミのヒロキに対する言葉遣いが微妙。別に何か意識してるんじゃなくて、年上の人に対して敬語を使うってのと 歳的に使い慣れなくてあちこち変ってのをミックスなイメージです。 トレーナー資格とか証明証ってのは、証明証を交付されてるってのが資格で、証明証の没収がすなわち資格剥奪になります。 ジムに申し出る形にしてるのは、まあ公的な資格というか認定などやってる施設なので。 実力の認定やってるなら問題児の資格剥奪もやってていいかなーと。 摘発状とやらは超適当です、あとラルトスの痣の位置も名称は適当です。体中あちこちに虐待の痕があるんだと認識してもらえれば。 ちなみに資格(証明証)がないと萌えもんセンターの利用ができません。あと萌えもんバトルも禁止されます。 剥奪される条件は基本的に悪いことしたら、ですね。年齢制限とかはなし。だからじいちゃんトレーナーとか普通にいるんですよ。 交付条件も特に決めてないです。欲しいと言ったら名前と番号書かれたカードを萌えもんセンターで作ってもらうかんじ。 そこで登録されてカントー中の萌えもんセンターでデータ共有するので、取り上げられたら返してもらうしかないことになってます。 それと今回トレーナー資格剥奪になった少年は資格剥奪で萌えもん没収なのではなく、虐待したから没収ってことになってます。 トレーナーじゃなくても萌えもんと暮らす人一杯いますからね。 今回もgdgd言い訳かいてたらあとがきなげぇorz こんなだらだらな長文読んでくださる皆様には本当に頭が上がりません。 ここまでお付き合いいただいた皆様に、最上級の感謝を。
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1004.html
ここは喫茶『海の森』。 一応シオンタウンにあるのだが、その実ほぼ12番道路に位置している。 場所が場所なので釣り人たちの憩いの場としてそれなりに繁盛している。 今日も看板娘の双子っぽい他人のコンビとか、やさしい大人なお姉さんがせっせと働いていた。 「ふぅ、プラスル、マイナン。休憩入って良いわよ。」 そういうのはオオタチ。みんなのお姉さんな存在である。 「タチ姉1人でー。」「大丈夫なのー?」 この2人はプラスルとマイナン。お騒がせコンビだが普段はいい子達なのである。 「お客さんも少なくなってきたし、これぐらいなら大丈夫よ。」 そうはいうものの、実際にはかなり大変である。 本来はマスター(2つの意味で)がいるのだが、今はいない。 実質的にオオタチ1人で持たせてるのだからたいしたものである。 「まったく、今日はどこまでさがしにいったのやら……」 ここのマスターは普段はいい人なのだが、かなりの親バカで娘のこととなると目の色が変わる。 そんな娘が家出なんてしたものだから、毎日仕事もほっぽり出して探して回っているのである。 その日の夜。 「ただいま~?とちゅうでこんなのひろったわよ~?」 「あら、姫おかえり。その人は上の部屋にでも投げといて。」 この姫と呼ばれている萌えもんはキングドラ。 なんでも捕まる前は海で大暴れして『深海の乙姫』なんて異名を持っていたんだとか。 そんなわけだから、仲間内にも姫なんてNNで呼ばれている。 語尾が何故か疑問系で、まったく読めない性格をしている。 ついでにこのゴミみたいな扱いの人が彼女らの、そして喫茶店のマスター。 普段はノリのよい気さくな人なのだが、娘の話をすると暴走するいわゆる親バカな人である。 「はいはい?わかりましたよ~?」 本当にわかっているのだろうか。 いつものようによくわからないまま、奥のほうに消えていく姫。 「後は、ニューラが帰ってきてないだけかしら?そろそろ店じまいにしたいんだけどねぇ。」 「あたいなら帰ってきてるよっ!」 「あら、帰ってきてたのね。姫に隠れてて見えなかったわ。」 「…絶対わざとだろぅ…。」 このちっこいけど強気な萌えもんはニューラ。 普通のニューラとは違うことができたりするがそれは別の話で。 「とりあえず帰ってるならさっさと手洗ってご飯の準備しといてね。」 「はいはーい、わかりましたよーぅ。」 「これで全員かしら。…あの子はしばらくは帰ってきそうにないしね。」 マスターの娘が家を飛び出してから、一週間が経つだろうか。 マスターは暴走すると、何も考えずに突っ込むので見当はずれな所を探して回ってる。 「予想だと……セキチクのジムがいいとこかしら?ヤマブキに行けない以上こっち帰らないとクチバには行けないし……」 オオタチ…いや、彼女を含めてマスターの手持ちの萌えもんたちは娘の事をあまり心配してはいなかった。 それもそうである。 娘はもう18なのだ。外見からはそうは見えないが18なのだ。 そこらの少年少女なら旅に出てもおかしくない年齢だ。 それに、娘の手持ちにはマスターの萌えもんと同じくらいの実力を持った娘もいる。 普通の萌えもんバトルならまず負けはないだろう。ジムリーダーともなればそうは行かないだろうが。 だから、旅をする上での危険などほとんどないのだ。 「普通に冒険ぐらいさせてあげても良いのにねぇ…」 いくらなんでも過保護すぎやしないかと彼女は思う。 だがしかしそれほどまでに、マスターは少女を、そしてその母を愛しているのだ。 「……私が…ニンゲンだったらなぁ…」 それは彼女がマスターと出会ってからいつも思っていたこと。 萌えもんと人間では相性が悪いのか。 それともマスターが鈍感なのか。 彼女の気持ちは気づいてもらえなかった。 マスターは普通に人間と恋をし、娘が生まれた。 彼女もそれを祝福した。 心残りもあったが、彼女はそれを飲み込んでマスターを祝福した。 マスターの幸せが、彼女の幸せだったから。 「おーい!もう準備できたよー!はーやーくー!」 ニューラの声が聞こえてくる。 ご飯をせかしているのだろう。 こんな昔の事を思い出している場合ではないと思い、彼女は皆の元へと向かった。 マスターに想いを伝えられなくても。 今、彼女には『家族』がいる。 だから、それを大切にしよう。と彼女は1人そう思うのだった…。 ~後書き~ ボーンゴレビアンコ!作者ことひなでっす! オオタチ「サンホラ…というかぴこまりに毒されすぎ。」 いいじゃんいいじゃん!だってすきなんだもん! オオタチ「あんまり騒いでると……※すわよ?」 ホントごめんなさい。勘弁してください。 オオタチ「わかればいいのよ、わかれば。」 さて後書きということですが、 オオタチ「なんで私がここに呼ばれたのかしら?」 嫁なのd(ry オオタチ「帰るわ。」 まって!冗談だからまって! オオタチ「…まぁ…そんなに頼まれたら仕方ないわね。」 (ツンデレとかいったら殴られるだろうなぁ……) オオタチ「なんかいった?」 いえ、なんでもございません。(やっぱ怖いなぁ…) オオタチ「そういえばさぁ……後書きって必要あるの?」 あ、ありますよぅ!こうやってオオタチさんとのひと時をすごすのn(ry オオタチ「だったら番外じゃなくて本編にだしなさいよ。あの少女も一応ベースは自分でしょ?」 私自身は男ですけどね…wまぁかいてて楽しいですよー オオタチ「だったら本編にだしなさいよ。」 本編は嫁とか抜きにかいてるからもうむりかなぁ。だから番外で嫁分を補完してるんです。 オオタチ「……もういいわ。ホントのバカ野郎ね…。」 ひどいっ。ひどいよぅ。 オオタチ「はいはい。もうここらへんでお終いね。いい加減長いし。」 うー、オオタチさんがひどい……。 オオタチ「それじゃ、今回はここまで。後書きは私、オオタチと」 作者ことひなでお送りしましたー。 でわまたじかいに。ノシ
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/352.html
マスター「ふと思ったんだが」 ギャラドス「どうせろくなことじゃないんだろ・・・」 マスター「まぁ聞いてくれw 今まで俺は萌えもんを集めに集めて図鑑を作っていたわけだ」 ライチュウ「うん、それで?」 マスター「だけど、集めるばかりで中身は確認してなかったよな。」 フシギバナ「そういえば、そうですねー」 マスター「全部読むのはまた次の機会にして 今日は図鑑の中のおまいらの説明を確認してみようと思う。」 フリーザー「・・・」 ギャラドス「まぁ、マスターの考えにしてはまともか?」 フーディン「少なくとも、一見の価値はあるかもしれませんね。」 キュウコン「なかなかおもしろそうねぇ」 ほほう、皆も結構乗り気じゃないか。 そんなわけで今日は図鑑鑑賞ターイム。みんなの秘密はばしばしあばいちゃうZE! なんて書いてあるかわくわくしてきたぞ!ちなみに進化前も確認しちゃうぞ! 注:図鑑説明変更パッチを当ててない方の説明です。 矛盾を含む説明は若干改ざんしてるので注意。 マスター「そんじゃ、まずはフシギバナから」 フシギバナ「(ドキドキ・・・)」 No001 フシギダネ たね萌えもん うまれたときから あたまに しょくぶつの タネが あって すこしずつ おおきく そだつ マスター「今では立派になりました。」 フシギバナ「えへへ・・」 No002 フシギソウ たね萌えもん つぼみが あたまに ついていて ようぶんを きゅうしゅうしていくと おおきな はなが さくという。 マスター「ほほう・・・な ん の 養 分 だ ? w」 ライチュウ「日光とか水とかでしょ?」 フーディン「そこは突っ込んではいけませんよ。」 フシギバナ「・・・///」 No003 フシギバナ たね萌えもん はなから うっとりする かおりが ただよい たたかうものの きもちを なだめてしまう マスター「うーん、実に図鑑らしい説明文。 確かにフシギバナっていい匂いするよなぁ」 フシギバナ「そ・・・そうですか?」 マスター「今度改めてじっくり匂いを嗅ごうか・・・フフフ・・・」 ギャラドス「最低だな。」 マスター「んじゃ、次いくぞ次。えーっと、次はライチュウだな」 ライチュウ「なんて書いてあるんだろう・・・」 No025 ピカチュウ ねずみ萌えもん ほっぺたの りょうがわに ちいさい でんきぶくろを もつ。 ピンチのときに放電する。 マスター「ああ・・・それでか」 ライチュウ「あんたが悪いんでしょ!」 No026 ライチュウ ねずみ萌えもん でんげきは 10まんボルトに たっすることもあり ヘタにさわると インドぞうでも きぜつする。 マスター「ライチュウSUGEEEEEEEEEEEEEEEEE」 ライチュウ「私からすれば気絶しないマスターのほうがすごいよ・・・」 フシギバナ「どちらもすごいです。」 フリーザー「・・・」 マスター「さーて3人目はだれかなー?・・・ほうほう、 続きましてはキュウコン!」 キュウコン「あら、次は私?」 No037 ロコン きつね萌えもん こどもだが 6ほんの しっぽが うつくしい。 せいちょうすると さらに しっぽが ふえる。 マスター「あまりのうつくしさにパンツを見せてくれとお願いしたのはいい思い出」 ギャラドス「死ねばいいと思う。」 キュウコン「昔からあなたは最低よね」 マスター「サーセンwww」 No038 キュウコン きつね萌えもん おうごんにかがやく たいもうと 9ほんの ながい かみを もつ。 1000ねんは いきると いわれる。 マスター「せ・・・1000年・・・」 ライチュウ「い・・・今いくつなの?」 キュウコン「ふふ、秘密w」 フリーザー「・・・」 マスター「さぁさぁ次いってみよー。えっと次は・・ フーディンか」 フーディン「私は・・・どうなんでしょうね」 ギャラドス「まぁ読んでみればわかることだろ。」 No063 ケーシィ ねんりき萌えもん 1にち 18じかんは ねている。 ねむってる あいだでも さまざまな ちょうのうりょくを つかう。 マスター「テレポートはじつにやっかいでした。」 フーディン「私から言わせればあなたが一番やっかいです。」 No064 ユンゲラー ねんりき萌えもん あるあさのこと。 ちょうのうりょく しょうねんが ベッドから めざめると ユンゲラーに へんしん していた。 マスター「ちょwwwww」 フーディン「それはあくまで迷信です。 私はもともとケーシィから進化したのですから そんなことありえません。」 ギャラドス「それにしてもすごい説明文だな・・・」 No065 フーディン ねんりき萌えもん ちからわざを あまり このまず ちょうのうりょくを じざいに あやつって あいてを たおす。 マスター「その力は実に脅威也」 フシギバナ「参謀としても大活躍ですよね」 フーディン「お褒めの言葉ありがとうございます。」 うーん、みんな実に個性的だ。 特にユンゲラーはちょっとびっくりしたぞw ささ、次言ってみようか。 マスター「よーし、いいかんじにノってきたぞーw 次ギャラドス!」 ギャラドス「楽しみだぜ。」 No129 コイキング さかな萌えもん ちからも スピードも ほとんどダメ。 せかいで いちばん よわくて なさけない 萌えもんだ。 マスター「ぶははははははははwwwwww」 キュウコン「ひどい言われようねぇw」 ギャラドス「なぁ・・・その図鑑ぶっ壊していいか?」 フシギバナ「ギャラドスさん落ち着いて!」 No130 ギャラドス きょうあく萌えもん ひじょうに きょうぼうな せいかく。 くちからだす はかいこうせんは すべてのものを やきつくす。 マスター「(゚д゚)」 ギャラドス「こっち見んな」 ライチュウ「しかもきょうあく萌えもんって・・・」 フリーザー「・・・(どんまい)」 マスター「さーて、ラストはフリーザー様だー」 フリーザー「・・・」 No144 フリーザー れいとう萌えもん でんせつの とり萌えもんの ひとり。 ながい かみが たなびいて とんでいく すがたは すばらしい。 マスター「うーむ、流石生ける伝説」 ギャラドス「 俺 と は 大 違 い だ な 」 キュウコン「おこらないおこらないw」 フリーザー「・・・」 マスター「ははは、ちょっと照れてるなw」 マスター「いやー、みんななかなか個性的なようでw」 ギャラドス「俺は腑に落ちないんだが・・・」 ライチュウ「どんまい」 フシギバナ「面白かったです。」 マスター「じゃぁ次は図鑑に書いてないお前らのことを俺じきじきにじっくりと調べてやろう!」 マスター「・・・」 通りすがりの人「しんでる・・・」
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/318.html
前回のあらすじ 泥酔親父百害あって一利なし ひょんなことからまたマサラタウンに逆戻り、 なんかもう「お前は冒険に出られねーよwwww」って 神様に言われてるような気がしてきた・・・ フシギダネ「マサラタウンに帰ればきっとあの人も目が覚めてますよ。」 マスター「だといいんだけどな・・・」 まぁ町と町を往復する頃には流石に起きてるだろう・・ さて、麗しの故郷マサラタウンに到着ぅー(棒読み) 今日は壮大に時間を無駄遣いしてる気分だぜ・・・ 俺は早速目的のブツをオーキド研究所に持っていった。 ああよかった、相変わらず奥でどっしりと構えていらっしゃる マスター「博士ー」 オーキド「なんじゃ、また戻ってきたのか。 どーだい?わしのやった萌えもんは・・ マスター「素晴らしいの一言に尽きます」 オーキド「どれどれ・・・ほう、 だいぶなついたみたいだな? お前萌えもんトレーナーの才能があるな!」 うれしいこと言ってくれるじゃない。 フシギダネたんは俺になついてくれてるのか、実に重畳也。 オーキド「それで、わしになんの用だ?」 マスター「ああ、えっと・・・この届け物を博士に渡せと言われて」 オーキド「・・・え、わしに渡すものが?」 というわけでお届け物を博士に渡す。 して、その中身はなんぞや? オーキド「おお!これはわしが注文してた 特注のモンスターボールじゃ、どうもありがとよ!」 なんだ、モンスターボールか。 宅急便なり直送なり送らせる手段はあるでしょうに、 着払いが嫌なのか、唯単にお金を消耗したくないのか・・ この博士、案外ケチなのかもしれない。 シゲル「じいさん!」 うわ、嫌なのきた(;^ω^) シゲル「すっかり忘れてた! 俺になんか用事だって?」 祖父孫そろってボケが進行してるようだ それともゆとり教育の弊害か。 オーキド「おお、そうじゃ!お前達に頼みがあるんじゃ。 この机の上にあるのはわしが作った萌えもん図鑑! 見つけた萌えもんのデータが自動的に書き込まれて ページが増えていくという、大変ハイテクな図鑑なのじゃ!」 自発的にデータを取り込む機械とはそりゃまたデ〇ルガンダムを彷彿とさせますな。 んでそんなハイテク図鑑がなんだというのか。 オーキド「これをお前達に預ける! 萌えもんを、ただ見つけただけでは 詳しいデータを手に入れることはできん! 必ず捕まえなければならんのだ!」 そりゃ見ただけで物の全てを把握するって 千里眼でもなけりゃ無理な芸当でしょうに。 ようするに捕獲してじっくりと・・・フフフ オーキド「ほれ、そのために・・・ 必要な道具を渡そう!」 おお、モンスターボールを5個もらったぞ。 前言撤回、この博士太っ腹である。 ・・・自分自身の単純さにいささか呆れてしまうが、 性分なのでしょうがない。 オーキド「野生の萌えもんが飛び出してきたらチャンス! モンスターボールをポイ!と投げれば萌えもんを捕まえられる! ただし・・・うまく捕れるかどうかは分からんぞ!」 なにこの夢のようなアイテム フレンドリィショップいったら買いだめまくろう。 オーキド「元気な萌えもんは逃げやすいし運もあるからな!」 つまり多少弱らせて捕獲しないといけないわけか・・・ ちょっと気が引けるが・・しょうがないか。 オーキド「この世界の全ての萌えもんを記録した完璧な図鑑を作ること! それがわしの夢だった!しかしわしももうジジイ!そこまでムリはできん! そこで、お前達にはわしの代わりに夢を果たして欲しいのじゃ!」 こころざし半ばだった夢を俺とシゲルに託すってことか。 しかし、萌えもん集めとは実に素敵な響きじゃまいか、 引き受けるほかあるまいて、ゲヘゲヘ オーキド「さあ、ふたりとも早速出発してくれい! これは萌えもんの歴史に残る偉大な仕事じゃー!」 歴史に残る偉大な仕事をゆとり教育の弊害に直撃したヤツと 脱ヒキコモリニートしたての俺に任せて大丈夫なのだろうか。 それにしても、この博士ノリノリである。 シゲル「よーし!じいさん!全部俺に任せなー! 残念だがお前の出番は全くねーぜ!」 あいにくだがこのことに関しては絶対譲らん! シゲル「そうだ!うちの姉ちゃんからタウンマップ借りていこう! お前には借さないように姉ちゃんに言っておくから おれんちへきても無駄だからな!」 シゲルのお姉さんは良識のある人だ。俺も後で拝借に行くか。 それにしてもこいつはほんとに・・・(^ω^;) オーキド「世界中におる萌えもんがお前のことをまっとるぞー!」 博士は少し落ち着きなさい。 マスター「あの・・・博士」 オーキド「なんじゃい」 マスター「机の萌えもんは・・・」 オーキド「やらんといっとろーが」 マスター「ですよねーwwww」 さて、これで旅の手はずは整ったわけだ。 さぁ冒険に出発ー!といいたいところだが、 今日はもう疲れた。一旦家に帰って休むことにしよう。 明日からようやく、本格的な冒険が始まりそうだ! マスター「というわけだ、一旦家に帰るぞ。 冒険は明日までお預けだ。」 フシギダネ「はーい。」 マスター「そういや、フシギダネを家に招くのは初めてだな。」 フシギダネ「楽しみですー♪」 マスター「そうかそうか(´∀`*)」 うはwww幼女が俺の家に上がりこむ!最高だね! 今日は冒険とはまた違う楽しみが・・・ウヘヘ 続く...
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/861.html
トキワの森 天然の森の迷路であり、大量の虫萌えもんが生息するカントーの中で一番大きな森である。 そんな森の中を、彼らは次の目的地であるニビシティ目指して進んでいた。 「オ、ゴシュジン、タマムシゲームコーナーカラメールガキテルゼ。」 「お、それは今すぐ読み上げてくれ!」 ポリゴン2と一緒になって先頭を歩くマスター。 そのかなり後ろから他の萌えもん達はワイワイと談笑しながら森を進んでいた。 「そういえば、ここでわたしはますたーに出会ったんですよー。」 ぴかちゅうがそんな発言をするとなにやら皆興味心身でどんな出会いだったか?と問いただしてくる。 ぴかちゅうは恥ずかしそうに顔を赤くして 「あのね…。」 話し始めた。 「まてーー。」 「そっちいったぞー。」 その時、わたしは傷だらけの体で必死に逃げていました。 追いかけてくるのは二人の虫取り少年。 そして彼らの手持ちである虫萌えもん、ビートルとキャタピー。 四対の目から逃れ、身をどこかに隠そうとしたときでした。 「いいですか、弱らせてボールを投げないと捕まるものも捕まりませんよ?」 「そうは言ってもな、やっぱり痛そうにしてるの見たくないし…。」 ラプラスと青年が森をこちらのほうへ歩いていたのです。 思わず私は茂みに身を隠しました。 が……。 「なぁ、ラプラス、あそこに見えている尻尾と縞パンは何だと思う?」 「あまり教育上よくないので見てほしくはないんですけどね…。 あの尻尾の形はおそらくピカチュウでしょう。」 どうやら見つかっているようでした。 先ほどの二人のように攻撃されると思い、縮こまっていると。 「まぁ、なんか怯えてるみたいだし、可哀そうだから先に行こうか。」 と予想外の声がしました。 ラプラスはため息をついていましたが…。 彼らがこの場を立ち去ろうとしたとき 「やっと見つけたぞ、ピカチュウ!」 「観念して俺達に捕まれ!」 先ほどの二人の虫取り少年が現れました。 私は慌てて茂みから出て逃げようとしましたが藪が引っかかってうまく抜け出せません。 半ば諦めていたときでした。 「悪いが少年達、そこのピカチュウを捕まえるのは俺だ。」 突然、先ほどの彼がそう言いました。 「ふざけんなよー、こいつは俺達がさっきから追いかけてたんだぜ? 捕まえる権利は俺達にあるだろー。」 少年達は二匹の萌えもんを出し、青年を威嚇しました。 が、青年は怯えることなく 「じゃあ、勝負して勝ったほうにしようか?」 と言うとラプラスを前に出します。 ラプラスの迫力に負けたのでしょうか? その後、虫取り少年は負け台詞のようなものを吐きながら去っていきました。 青年はこちらを向き 「もう大丈夫だから行っていいぞ。」 と一言言うと、ラプラスと共に去ろうと歩き出した時 「まって。」 思わず声をかけていました。 「どうして?」 問いかけずにはいられませんでした。 すると青年は頭を掻きながら 「可愛い萌えもんが傷ついたり、嫌がったりするのは見たくないからな。」 この人は心の優しい人なんだ…。 そう思った私は 「わたしをなかまにしてくれませんか?」 そう言ったのです。 「そうやって、ぴかちゅうはますたーについていったんですねー。」 「そうです、それがますたーとの出会いなんですよー。」 ぴかちゅうが自分の出会いのことを話したのでほかの子達も自分はこうだったーなど口々に喋りだす。 ふと何か思い出したかのようにぴかちゅうはラプラスに問いかける。 「そういえばラプラスさんはいつからますたーと一緒にいるんですか?」 すると一瞬ラプラスは困った顔をする、が、ふぅと息を吐くと話し始めた。 「私はもともと彼の手持ちじゃないのよ。 私の本当のマスターは彼のお父さん。 旅を出る際、お目付け役としてってところかしら?」 そうラプラスが言ったときだった。 「うおおおおぉぉぉ!!!超行きたい!!!!」 ますたーの声が森全体に響き渡りました。 皆が何事?と思うと 「スロットォォォ!!!!!!」 と言う叫び声をあげてますたーは走っていってしまいました。 遅れてはいけないと皆も走り出します。 そして私達は長いトキワの森を走りぬけ、ニビシティに到着しました。